WindowsからCentOS7へリモートデスクトップで接続する。

今回は、Windowsに標準でインストールされているリモートデスクトップでジャンクPCのCentOSに接続する手順をまとめます。

 

今回は「xrdp」というオープンソースのサーバソフトウェアを使っていきます。

CentOSの標準のリポジトリにはないのでエンタプライズ用の拡張パッケージであるEPELをインストールして外部リポジトリから必要なライブラリ等をインストールします。(rootで行います)

    
  mkdir EPEL
  cd EPEL
  wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/Packages/e/epel-release-7-11.noarch.rpm
  wget http://li.nux.ro/download/nux/dextop/el7/x86_64/nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm
  rpm -ivh epel-release-7-11.noarch.rpm
  rpm -ivh nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm

次に、xrdp、および関連する tigervnc-server をインストールします。

  
  yum install -y xrdp tigervnc-server

リモート接続した際に日本語キーボードに対応させるため必要なライブラリを入れます。

  cd /etc/xrdp
  wget http://www.mail-archive.com/xrdp-devel@lists.sourceforge.net/msg00263/km-e0010411.ini
  cp km-e0010411.ini km-0411.ini
  cp km-e0010411.ini km-e0200411.ini
  cp km-e0010411.ini km-e0210411.ini

サービス起動できるようにサービスを有効にします。

  systemctl start xrdp.service
  systemctl enable xrdp.service   

このままだとファイアーウォールに引っかかてしまいリモート接続できないのでRDP 経由 (ポート番号: 3389) でネットワーク接続できるようにします。 

  firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=3389/tcp
  firewall-cmd --reload  

 では確認。

windowsリモートデスクトップを起動し、IPアドレスかホスト名を入力

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うまく接続できたら、警告が出ますがそのまま進み以下の画面を表示されることを確認。

f:id:gamsj2015:20180210111239p:plain

これがログイン画面になりますのでいつも入っているユーザでログインします。

ログインが成功するとデスクトップが出るんですが自分の環境ではSeLinuxがうごいているので管理者パスワードを入れろと言われます。

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管理者パスワードで認証が成功すると以下のように卯月が・・・じゃなかったデスクトップが表示されます。

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今回ノートPCだったんで別にこれしなくてもよかったのですが、メイン機を別の部屋で使っているときにこいつにつなげたい時があるのでやってみました。

 

 

参考:

kogelog.com